宮田大 チェロ・リサイタル

チェロとピアノで綴るクラシック名曲選

日本を代表するチェリスト宮田大（みやた だい）が、1月25日（日）、取手市民会館でリサイタルを開催します。

今回のプログラムは、印象派を代表する作曲家クロード・ドビュッシー、フランスの作曲家リリ・ブランジュの作品で構成され、ピアニスト西尾真実との共演、繊細な音の色彩と詩情あふれる響きをお届けします。

ドビュッシーの音楽は、絵画のように光と影を描き出す独特の世界を持ち、宮田はその柔らかな感性と深い音楽性で、チェロにしか出せない温かな音の絵を描き出します。

冒頭に演奏される「月の光」は、静かに夜空を照らす月の光のように、チェロの深い音色とピアノの響きが柔らかく会場を包み込みます。続く「チェロソナタ」では、ドビュッシー晩年の内面世界が描かれ、チェロの語りかけるような旋律とピアノとの緊密な対話が聴きどころです。さらに「小組曲」は、優雅な舞曲や軽やかなリズムが次々と展開します。アンサンブルが、作品の魅力を浮かび上がらせます。後半は音が描く詩的な空間を存分に楽しめます。

宮田大は、2009年に日本人として初めて「ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で優勝して以来、国内外のオーケストラと共演を重ねる実力派です。取手市民会館の澄んだ響きの中でチェロとピアノが静かに寄り添い、柔らかな音の世界が広がります。

静かな光に包まれるようなひとときを会場で味わってみてはいかがでしょうか。

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